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ソフトウェアによる無線信号処理技術の検討

 電子回路をソフトウエアで実現すると,以下の特徴が実現できます.

  1. 使用環境に応じて機能を変化

  2. 機能の高度化

  3. 部品のバラツキや特性変動がない
      高度な機能をバラツキ無く,無調整で実現

  4. 設計期間の短縮

  5. 省スペース

 当研究室では,FPGA(Field programmable gate array)を用いて,通信用回路のソフトウエア化の検討を行っています.

 次世代の衛星通信システムとして,ディジタル信号処理を用いたビームフォーミング型可変マルチビームシステムを検討しています. このシステムには,A/D,D/A変換,利得・位相の制御,周波数変換等をディジタル回路で実現することが検討されています. 特に,ディジタル周波数変換用局部発振器として高周波での信号発生が重要であり, Direct Digital Synthesizer(DDS)が有望です.

 本研究室では,従来のDDSに比べメモリ容量を低減するシステム構成を提案しています. さらに本DDSについてスプリアスの低減法,位相雑音についても検討を行っています.

Fig. 1 The role of DDS in Beam Forming Network.

Fig. 2 Principle of conventional DDS.

Fig. 3 Configuration of New DDS.

Fig.4 Configuration of memory in new DDS.

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Fig. 5 Memory reduction effect of new DDS.

Fig. 6 Spectrum of FPGA oscillator at 20.000000 MHz.

Fig. 7 Spectrum of FPGA oscillator at 20.000001 MHz.

発表論文:

  1. 村田真也,田中將義,位相分割とFeed forward を用いたディジタルシンセサイザのスプリアス特性の検討, 電子情報通信学会 総全大,B-3-31,p312,2011

  2. 村田真也,田中將義,ディジタルシンセサイザのスプリアス特性の検討, 電子情報通信学会,信学技報,SAT2010-84(2011-2),p49-54,2011

  3. 村田真也,田中將義,スプリアス相殺型ディジタルシンセサイザの検討, 電子情報通信学会総全大,B-3-31,2010

  4. 村田真也,田中將義,ディジタルシンセサイザの周波数安定化に関する検討,電子情報通信学会ソサエティ大会,B-3-20,2009

  5. 仲瀬 正樹,田中 將義,FPGAを用いたディジタルシンセサイザの周波数安定化に関する検討,電子情報通信学会 総合全国大会,B-3-2,2008

  6. 仲瀬正樹,田中將義,メモリ容量を低減した高周波ディジタルシンセサイザの検討,電子情報通信学会 ソサエティ大,B-3-2,2007

 
 

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